勉強に困らない子に育てるために
近年、勉強に対する様々な研究結果がどんどん発表されています。
その中で興味深い話を2回に分けて書きたいと思います。
テーマは「勉強に困らない子に育てるために」としておきましょう。
まず「勉強に困る」という状態はどんな状態指しているのか、についてお伝えします。
「反抗期」「思春期」と言った成長期で「一時的に勉強をしなくなる時期」というのは「勉強に困っている」という状態には該当しないようです。
「勉強に困っている」というのは「現在の学年の学習に対して大幅に遅れており、特別で個別的なプログラムで学習しないとついていくことが出来ない状態」ということのようです。
要は「前の学年に戻って勉強しないと、現在の学年の学習にはついていけない子」ということです。
この研究で興味深いのは「一時的に何らかの理由があって学習しない期間があったとしても、追いつくことが出来るだけの能力」を持つことが出来る、ということなのです。
確かに私たちは個別指導の塾なので、特に思い当たるところがあります。
ケース①「小学生の時から勉強が苦手で、中学になってもなかなかついていけない。現在の順位は真ん中より下の方」という保護者の方も、
ケース②「中学1年生くらいまでは勉強もよく出来たけど、中学2年生ごろから反抗期になり、勉強しなくなり成績が落ちていっている。結果今の順位は真ん中より下の方」という保護者の方も
どちらの保護者様からも同じ「不安」が語られます。
しかしその二人には、別々のプログラムで指導をしなくてはならないのです。
「さて今回はこの二人にどんなプログラムで指導するべきか?」
ではなくてケース②のこの状態にするためにどうするのか?ということです。
なぜならケース②の子は、その時期が過ぎて勉強を始めれば取り返していくことが出来るから。
ということです。
実際の私たちの現場では、ケース①の子もいっぱいいますので、どんなプログラムで授業するかはまたの機会にお伝えしましょう(塾の企業秘密にもなりますので)
では次回のブログへ続きます。