勉強しても成績が上がらない人へ

2022年10月31日

 「成績が上がらない」・・・


この悩みは塾の先生をやっている以上、最も多く聞く悩みです。

その原因は「やる気」「モチベーション」「悩み」ということが起因することがあります。

ただそこはカウンセリングの話になってしまうので、今回はあくまで「やり方」のお話をしましょう。


「勉強はしているんだ!なのに成績が上がらない!」


こんな悩みを抱えている方の多くに「やり方」で一つアドバイスです。

(実際には、その子のやり方を見て、レベルを見て判断していくことなので、あくまで最も多い出来事のピックアップします)


それは「演習をしていない」「演習の仕方が悪い」です。

よく「ノートまとめはしない方が良い」という話があります。

ノートまとめは悪い勉強方法ではありません。自分の頭の整理をするためには必要なこともあります。

しかしテスト前にやるべきことではないでしょう。


得た知識を「演習」という形で「アウトプット」する必要があります。


次に「アウトプット」の仕方に問題がある場合も多くあります。

特に学校の課題がある場合、それを「終わらせること」が目的となり、


「一気に終わらせて、まとめて答え合わせをする」


という勉強の仕方の人。これはもはや勉強ではありません。


テストの勉強とは「間違えたことを知り」⇒「間違えないようにする」

ことです。


ただただ問題演習をしている人は「自分の知っていることを確認しているだけ」なのです。


「なぜ間違えたのか?」「どういうところでよく間違えるのか」

それを知り、理解が出来なければ調べたり質問したりする必要があります。


テスト形式で問題をするときでない限りは

「自分のわからないことを、間違えることを見つけるため」に問題演習をやる必要があるのです。


まぁ答えをうつしている人は論外として、一生懸命やっていても答え合わせをし、解説を読んだり質問したり、覚え直したりする、という行動が一緒についてこないと、問題演習の効力は半減どころではありません。


そんな勉強の仕方になっていませんか?