勉強しても成績が上がらない人へ
「成績が上がらない」・・・
この悩みは塾の先生をやっている以上、最も多く聞く悩みです。
その原因は「やる気」「モチベーション」「悩み」ということが起因することがあります。
ただそこはカウンセリングの話になってしまうので、今回はあくまで「やり方」のお話をしましょう。
「勉強はしているんだ!なのに成績が上がらない!」
こんな悩みを抱えている方の多くに「やり方」で一つアドバイスです。
(実際には、その子のやり方を見て、レベルを見て判断していくことなので、あくまで最も多い出来事のピックアップします)
それは「演習をしていない」「演習の仕方が悪い」です。
よく「ノートまとめはしない方が良い」という話があります。
ノートまとめは悪い勉強方法ではありません。自分の頭の整理をするためには必要なこともあります。
しかしテスト前にやるべきことではないでしょう。
得た知識を「演習」という形で「アウトプット」する必要があります。
次に「アウトプット」の仕方に問題がある場合も多くあります。
特に学校の課題がある場合、それを「終わらせること」が目的となり、
「一気に終わらせて、まとめて答え合わせをする」
という勉強の仕方の人。これはもはや勉強ではありません。
テストの勉強とは「間違えたことを知り」⇒「間違えないようにする」
ことです。
ただただ問題演習をしている人は「自分の知っていることを確認しているだけ」なのです。
「なぜ間違えたのか?」「どういうところでよく間違えるのか」
それを知り、理解が出来なければ調べたり質問したりする必要があります。
テスト形式で問題をするときでない限りは
「自分のわからないことを、間違えることを見つけるため」に問題演習をやる必要があるのです。
まぁ答えをうつしている人は論外として、一生懸命やっていても答え合わせをし、解説を読んだり質問したり、覚え直したりする、という行動が一緒についてこないと、問題演習の効力は半減どころではありません。
そんな勉強の仕方になっていませんか?