愛知県の公立高校入試が変わります③

2021年11月18日

【第3回 高校入試変更でやるべき勉強】

 高校入試が変更になることからやるべき勉強も変わってきます。また私立高校もこの流れに乗じて「マークシート試験」を導入してくる学校も出てくるでしょう。

 今は「中京高校」や「名城高校」などのマークシートでの試験を採用している高校を受験する生徒だけがマークシートの練習をしていましたが、これからは全員が練習する必要がありそうです。

 「マークシートの練習」はいつから始めるべきか

 学校のテストまで「マークシート」になるわけではないでしょうから、普段からマークシートの試験の練習をする必要はないでしょう。

 12月が一つのはじめ時、と考えています。11月末までは定期テストがある学校も多いと思います。また当塾を始め「12月」から本格的に受験用の学習にシフトチェンジするかと思います。そのタイミングで、問題演習は「マークシート」で行うことが大切なのではないかと思います。

 「平均点の上昇の可能性」

 「マークシート」で受験が行われる、ということは「わからない問題は空欄」ということもなくなります。また適当に書いたものが正解の可能性もあります。

 すると平均点は自然と上昇するでしょう。来年度は初めての受験となり、合格ラインが読み取りずらい状態となりますが、少し高めで設定する必要がありそうです。

 「記述がない分、知識をはっきりさせることが重要」

 「マークシート」はいわゆる「選択問題」です。選択問題でよくある出来事がこんな感じです「ア~エの中から選ぶ問題で、アかイのどちらかには間違いがないんだけど・・・」と2択ぐらいまでは絞れるけど、どっちだっただろうか?ということがよくあります。

 一つひとつの知識をよりはっきりとする必要があり、これまで以上に教科書やワークの細かい部分まで知っている必要があります。これは特に「理科・社会」で言えることになるでしょう。

 「英検はいろいろな意味で活用できるかも」

 英検の重要性は、ここのところお伝えしておりますが、これがより鮮明になりそうです。

 「穴埋め問題・長文読解・並び替え・リスニング」これが「マークシート」での受験とは、まさに「英検」そのものではないでしょうか。受験勉強も兼ねて「英検の取得」は今後かなり重要になってくることが予想されます。

 「英語は意味の理解が重要」

 筆記試験がないということは、英語が「書けなくても読める」ということがより重要になってきます。これは直前の受験勉強がこれまでと大きく変わるでしょう。もしかしたら発音やアクセントの問題の復活もあるかもしれませんので、発音などもしっかり準備しておくことが必要です。