中高一貫校を目指すそうで・・
日頃よりお世話になっております。
あおい学院の鬼頭です。
先日新聞で「公立高校の中高一貫校」の創設を目指す。という話しが出ておりました。
この話は実はだいぶ前から話し合われてきたことでした。
最初は20年以上前くらいだったような気がします。
それからたまに話が上がるくらいで、私も忘れておりましたがいよいよ本格的に動き始めました。
最初は明和高校、半田高校、津島高校、刈谷高校など、各地域のトップに近い高校での実施となりそうです。
ー 中高一貫校ではどんな学習をするのか、またどんなメリットがあるのか?
愛知県の公立高校としては初めての試みですが、関東を中心に他府県にはすでに存在していますし、当然私立高校には中高一貫の教育を取り入れているところも多くあります。そんな高校をモデルに見ていきたいと思います。
【受験勉強をカリキュラムに入れなくていい】
高校受験をする、となると当然受験勉強が必要になってきます。
今年度から公立高校の入試日程が変更になることにより、中学3年生は定期テストの日程なども大きく変更されました。
おそらくほとんどの中学校で「学年末テスト」に相当する、中学校最後のてすとは12月に行われることになるでしょう。
そうすると、各中学校は「出来る限り12月の最後の試験」に学習範囲を入れたいので、急ぎ足の学習になる可能性があります。
また1月2月は、受験の勉強が中心になることも間違いないでしょう。
中高一貫校では、こういった不安定な要素がなくなることは大きなメリットでしょう。
【大学受験の学習がしやすくなる】
高校受験のカリキュラムを入れなくていいのであれば、その分授業は進みます。どこの中高一貫校でも、中学3年生のうちに高校1年生の内容に入っていくことになります。
当然、高校のカリキュラムも通常より前倒しになりますので、大学受験へも余裕をもって学習をすることが出来ます。
そもそも最初から「大学受験一本」に向けて授業をすすめれば生徒も教師も、学習がしやすくなるでしょう。
【中学校から入る場合は受験戦争と入学後も】
中高一貫校の受験は、公立学校であることから普通の私立高校受験とは異なります。それでも小学校の勉強だけしておけばいい、と言うわけではありません。
大手、個人塾含めまして、中高一貫校に対応した受験勉強の出来る塾を探すことになります(看板では「中高一貫校対策」と謳っていても、情報不足だったり、他の中学受験生と一緒にされたりと、後から思っていたのと違う、ということが多いようですので、塾選びは大変になるでしょう)。
また、入学後も中高一貫校は進み方が少し違いますので、その後の塾選びも大変になることが予想されます。
【高校から入るパターンも】
中高一貫校では、高校から入ることもできます。この場合は、通常の公立高校の受験を経て入学することになるでしょう。
かなり狭き門となることが予想されます。
【該当年はいつからか】
あんまり近隣にあるわけではないので、目指す方も少ないかもしれませんが
2025年の開校を目指す!ということですので、
今年度の新中学1年生が高校受験をするときになります。
新小学4年生が中学の最初の入学生になるということです。
今後も中高一貫校は増やしていきたい、という方針のようなので尾張の北の方でも出てくるかもしれませんね。
(私の予想では一宮・西春・春日井のどれかだと考えていますが)