夏休みの勉強は「塾?」「自分で?」何がいいの?

2022年09月01日

さて夏休みも終わりまして、一息ついたところです。

こういうタイトルに書いたような話題を夏休み前に書くと「宣伝でしょ?」と言われてしまいそうなので、来年に向けて書いてみることにしました。


「夏休みの勉強」と書きましたが、そもそも「勉強」とは「出来なかったことが出来るようになる」という非常にシンプルなものです。

それは夏休みでも、普段の学習でもテスト勉強でも一緒なわけです。

夏休みはそこに「前の学年の」とか「受験の内容で」という言葉つくだけです


また学校がなく、何なら一日中勉強に時間を使うことが出来る、と考えると多少スケジュールが必要になるでしょう。


【塾で夏期講習を受けるなら、

①テスト、②学習管理、③目標の設定

まで面倒を見てくれるところが良いでしょう】

 まず塾での夏期講習を受けるとしましょう。

ただ塾に入れるだけではなく「何の目的で」塾に入れるか考えた方がホントにいいですよ。

 お子様には「苦手なところ」があるからそれをこの夏休みに克服したいのか、

 「伸ばしたい力(国語力や英語力)」が具体的にあり、それを求めるのか、

 「受験に向けた勉強で、復習の範囲から学習してほしい」のか、

 「受験に向けた勉強で、予習~受験問題まで学習してほしい」のか、

 お子様それぞれで何を求めるか、はバラバラです。


 そして全部をカバーできる塾なんておそらくないでしょう。相当気合の入った個別指導でしか不可能じゃないでしょうか?(その場合は金額も相当気合が入っているでしょう)


 だから塾を探す際には、自分の求める力を身につけられる塾を探さなければなりません。集団授業の塾であれば、どんな目標で授業を行うのか、その内容は復習なのか?予習なのか?受験用なのか?

 ちなみに塾サイドは「全部です」と答えてくるでしょうけどね。

  もちろん5教科の復習はするでしょう。もちろん予習も。

でも数学なら数学だけの復習をやってくれることは無いですし、前の学年から進めていこう、と言う特殊な授業も難しいでしょう。

 どちらにせよ「目的をはっきりと」して夏期講習は利用するべきでしょうね。


 で、大体目的がつかめたら先ほど①②③です。

 その求めているものに対して③どのように目標に到達していくのか?を塾側は明確にしなければなりません。(それくらいのことはどんな目標であれば、瞬時に明確にできないものを先生とは呼びません)

 そしてその目標到達のために①テストが組み込まれていなければ、目標に到達出来たかはわかりません。

 ①のテストも「最後に一回」では意味がないのです。進捗を確認するためのテストが必要になるのです。

 目標を達成するために「授業」「テスト」だけで足りるでしょうか。おそらく家での学習も必要になってくるでしょう。


「宿題」という形で管理することもできます。しかし私たちは備えなければなりません。「宿題は忘れてくる可能性がある」ということを。


 この辺から塾の先生の分かれ目がやってまいります。「宿題を忘れてくるのは、本人の責任だからそれについては知りません」と考える先生。一般的にはこれが当たり前だろうと思います。

 しかし中には「家だと忘れてくる可能性がありますので、塾の自習室を活用して学習しませんか」という提案をしてくる塾は中々のもんです。 

 ②学習管理までしてくれる塾を探したら、安心して任せしましょう。きっと随時報告もされることでしょうから。


 塾では何をやっているかわからない、というのは大変危険です。

 とても良い塾をたまたま選択できていればいいのですが、私も多くの塾を見てきましたが、塾の中でしゃべってばかりで自習が出来ていない。とかひどい時には授業が終わってから先生とゲームをしていた、ということも見てきました。

 塾は入れておけばいい、ということだけは絶対にありません。


 さて、それでは自分で勉強するのとどちらがいいでしょうか?

 上記のことを自分で出来るかどうか?と言うとことが判断基準です。

 そして自分自身でも出来ないことはないのです。自分で学習し、テストし、出来たかどうか確認することがとても大切なのです。自分で出来るのであれば塾は必要ないでしょう。でも自分だけでは難しそう、と感じるのであれば塾の力を借りることも必要かもしれません。