国語に大きな問題点!
国語が大事!
よく聞くしわかってる、という方が多いと思います。
今日はちょっと科学的に考えてみましょう。
よく国語力とは「理解力」と≒の関係に考えられます。もちろん間違いではありません。なので今回は「理解力」に照準を絞ってみようかな、と思います。
「シナプス可塑性」とかの話は、専門的な方のお話を読んでもらえれば結構ですし、私は一つの例をわかりやすくとってお話ししたいと思います。
【点を増やそう!】
人間の脳は経験や体験などから、情報が記憶されたりします。ショックの大きい出来事であればあるほど一回での記憶がより強くなり、そうでない出来事は弱い記憶となりどんどん忘れていってしまいます。
そんな情報や体験のを「点」だとしましょう。この記憶の「点」と「点」が結びついていく力が「理解力」と考えてもらえればと思います。
「点」は経験や体験から生まれます。経験や体験とは、旅行とか特別な体験だけではありません。日常の中でも「料理をしてみる」「新聞を読んでみる」「新聞をたたんで片づけてみる」「掃除をしてみる」ということでも経験になりますし、「授業を受ける」「怒られる」「褒められる」だって体験です。「人を好きになる」ももちろん経験です。
脳が活性化するときに、点はより深く・強く作られます。だから楽しかったり、褒められたりした方がより強く残るので、怒るより褒めましょう、と言われます。あとは「恥ずかしい」も記憶に残りやすい、と言われますね。
「脳が活性化する」とは=「よく考えて「ている」ときとも言われます。悩んだりするときにも活性化しています。われわれ大人がお酒を飲んでぼーっとしているときは全く活性化してませんね 笑
ということは「ぼーっとゲームを単純作業のようにしている」よりは、「テレビをみて笑っている」ほうがましですし、「テレビを見てい笑っている」より「まんがを読んで主人公になりきる」方が良いでしょう、さらにはそれより「小説を読んで空想の世界にひたっていた」ほうがいいでしょうし「これは何だろう?」と図鑑を見ていた方が良いのでしょう。
より「考える」という思考を行う方が良いのです。
【点をつないだら繰り返せ!】
知らない場所に始めていくときには、大きな道やわかりやすい道を選んでいくでしょう。いきなり始めていく目的地に裏道に突き進んでしまっては、迷って逆に遅刻することになりかねません。
(最近はスマホの地図アプリが優秀なため、この例がわかりにくくなってきていますが・・・。)
でも、毎日毎日同じ道を繰り返し通っていると、多少道を変えても簡単には迷いません。それは同じ道を繰返し通っていることで、だんだん周りの風景がわかってくるからです。建物の位置、方向、太陽の位置など、意識しなくても自然と方向感覚が身についてくるのです。そうすると、急に裏道に入っていってもちゃんと目的地の方向に向かって進んでいけます。
同じことを繰り返すことを無駄だと思う人もいるかもしれません。もちろん「1+1」を繰り返したって、見えてくる周りのものなどそれほどないでしょう。でも多くのものは繰り返すことで周りにいろいろな物が見えてきます。
漫画でも繰り返し読むことで細部の絵まで見ることが出来るようになってきます。1回目とは違った感覚で読むことが出来るのです。小説などでも全く同じです。人間ですから忘れてることも多くありますので、2回目・3回目でも新鮮に読むことが出来ます。
繰り返すことは、ただ単に暗記するためではなく、その繰り返すという行為自体にもしっかりと意味があるのです。
さて今日は「理解力」というものが少しは見えて来たでしょうか。
まずは点を増やし、その出来事が繰り返されることで脳は活性化していきます。
自分自身の生活を見直してみて「点を増やすことが出来ている」と言える行動は多いでしょうか。
普段の生活の中からでも「理解力」を上げるヒントはたくさんあるんですね。