2021年公立高校入試 最終倍率発表!
2021年の愛知県公立高校入試の最終倍率が発表になりました。
衝撃的だったのは、第1志望倍率が「0.99倍!」
これについて少しご説明したいと思います。
愛知県の高校入試は基本的に「2校受験」となります。1人の生徒が2校まで受験できる。ということです。
もちろん「1校受験」を選択する生徒様も多くいらっしゃいます。(その高校にどうしても行きたい! 第2志望は私立高校で、私立高校の合格はしている。など理由は様々です)
今年度は全受験者の約76%が「2校受験」なります。
この「0.99倍」というのは、
「愛知県の公立高校の募集人員に対して、第一志望者(つまり受験者数)の倍率」なのです。
具体的な数字では、今年度の公立高校の募集人員は41343人に対して、40961人ということになります。
もちろん、人気校とそうでない高校に分かれますので、きれいに収まるわけではありませんが、数字だけ見ると「全員がどこかの高校に必ず入れる」という数字になってしまうのです。
原因としては人口の減少も挙げられるのですが、それに対して「募集人員の減少」ということで対応しておりますので、人口の減少は実は原因に当たりません。
大きくは①私立高校への進学、②通信制高校への進学、が主な原因とされいます。
公立高校も「受験の仕方」(現在の中学1年生からまた変更があります)だけでなく、中身も大きく変革する時期を迎えているのではないか、と考えております。
昨年がちょうど「1.09倍」くらいでしたので、また少し減少していることがわかります。
このまま行きますと、来年度も似たような形になり、より一層「人気校」と「そうでない高校」の受験者数に差が開きそうな感じがします。
次回のブログでは「仮定だらけだけど、倍率計算してみよう」を書きたいと思います。