公立高校受験前の勉強の仕方①

2021年02月06日

私立高校受験が終わり、いよいよ公立高校に向けて突っ走る時期となりました。

よく入試前の勉強について相談をされます。塾がどんな勉強をするのか?

あおい学院が行う受験前の学習についてお伝えします。

「目標の点数を決める」

この時期には志望校が定まっているかと思います。そして自分の内申点(通知表ですね)も大体わかっていることでしょう。

また塾であれば(最近はネットでも見かけますが)、その高校の合格ラインが大体わかっているはずです。

ここで「合格ライン」について説明です。

合格ラインとは内申点を2倍した数と当日点を足した数です。

内申点はオール5で「45」となるのでこれを2倍して「90点」満点

当日点は1教科22点として110点満点

合計200点となり、このうち何点取るか?が「合格ライン」となります。

(*ちなみに、ここで当日点重視・内申点重視の学校があり「×1.5」をして考える、というのもあるのですが、この時期の目標点数設定でそれを考える必要はありません。)

例えばうちの近隣の高校で丹羽高校をモデルに考えましょう。(いつも例に挙げてすいません)

丹羽高校は「110点」としています。

内申点「27」の生徒であれば「54点」と計算しますので、

当日点では「56点」を取ればいい、という計算になります。

ちなみにこの「56点」というのは「最低ライン」の数字であり、実際にはここから「+10点」した「66点」を目標にします。


【目標点数が決まったら】

上記で「66点」という当日点が出てきたので、このままこれを「目標点」と使いたいと思います。

目標点数が決まったら、次は「5教科でそれぞれ何点取るか?」を考えます。

単純に「5」で割れば「約13点」

国語「13点」数学「13点」社会「13点」理科「13点」英語「14点」=合計「66点」

となります。

もちろん、得意不得意があるので、得意な教科では点数を増やして、苦手な教科は少し下げます。

例えば

国語「16点」数学「11点」社会「15点」理科「14点」英語「10点」

こんな風になったりします。


得点の配分は、過去問演習をする中で変えても構いませんが

「自分はどの教科で何点取るのか?」が明確になっていることが大切です。


生徒同士の会話で

「合計何点だった?」  「60点だった!」

という会話より

「合計何点だった?」  「60点だったけど、国語と理科が目標点じゃないんだよね」

と話している生徒の方が、次に何をやるかが明確になり、目標に向けた効率的な学習をすることが出来ると思いませんか?


うちの塾では強烈にそれを意識して毎回自分たちで「表」を作成して、問題に取り組んでいます。

それでは目標点が決まったら、次回は実際の勉強について目を向けていきましょう。