頭がいいとか悪いとか言いますが・・・
よく「頭がよくなる・・・」とか「天才を育てる・・・」といったタイトルの本などをよく見かけます。
この点に関して、長く個別指導をやっている立場から、お話しすると
「頭がいい」≒「勉強が出来る」ということがまず前提に来ます。
これはよく言われる話しですよね。「頭がいいことと勉強が出来ることは違う」と。
確かに、ぴったり=にはならないでしょうけど、まぁ似たような意味でとらえてもそれほど支障はないでしょう。
「勉強が出来る」人とはどんな生徒なのでしょうか。
私の印象では「よく覚えている」生徒です。
「頭がいい」と言われる人は「よく見えている」という印象でしょうか。
「勉強が出来る」子は何につけても「よく覚えて」います。
勉強の内容も、くだらない雑談も、1週間前にあったニュースも、何かにつけてよく覚えています。 これまでで究極的な子は「前に話したけどさぁ」といって2年以上前に話した内容の続きが登場しました。ちなみに東京大学へ行きました。
逆に「勉強が苦手」な子は「忘れるのが早い」です。まぁ子どもたちはみんなこんな感じです。
では、勉強が出来るようになるためには「どうしたら覚えていられるか」を考える必要があります。そう考えると、いくつか方法が浮かびます。
「長く覚えている」ためには
①考えて聞く・話す ②知識の点を増やす ③繋げて覚える ④繰り返しやる
こんなところでしょうか。
塾でもこれらについては工夫して授業を行っています。
様々な本で「頭をよくする・勉強が出来るようになる」という方法論は、この④つが基本になっています。しかし、これが難しい。なぜなら「成長と共に身につくもの」が多いからです。これらを身につけるとなると「人間の成長を早める」ことになるからです。
本当に難しいことで、簡単にはいきません。おそらく日常生活で常に「気を付ける」必要があるでしょう。
私の好きな言葉で
思いの種をまいて、行動を刈り取り
行動の種をまいて、習慣を刈り取る
習慣の種をまいて、人格を刈り取り
人格の種をまいて、人生を刈り取る
まず強い思いがあり、行動を起こす。強い思いがあれば行動が習慣になるまで続けられるはず。習慣になれば、それは自分の性格・人格となり、そして人生に繋がっていく。
「相当に強い思い」が必要なことがわかりますが、まずは行動をおこし、習慣化するまで続けることが必要です。
学習でも、日々、学習する。復習する。単語テストをする。などの行動を習慣になるまで続けることで、きっと花開いていくのです。
大人でも難しいことですよね。お子様と一緒に頑張る気持ちが大切かもしれません。