現中学2年生以降の受験について 変更点

2021年09月15日

 9月14日に愛知県教育員会より、現在中学2年生のお子様の時から変更となる、高校入試についての会議結果が報告されました。

 今回中心となったのは「特色型推薦試験」についてです。

 これまでの「一般入試」「推薦入試」に加えて、「特色選抜」というのが加えられることは決定しています。

 今回はこの「特色選抜」の概要が話し合われました。

 〇 「特色選抜」では募集人員の2割を上限とする。(募集人員は320人とすると64人まで)

 〇 「特色選抜」試験では「面接」試験は必須。それ以外に「作文」「基礎学力検査」「プレゼンテーション」「実技検査」のいずれか1つを実施する。

 〇 「特色選抜」を出願するにあたり、入学願書・調査書に加え「志望理由書」の提出が必要なります。

 今後この「特色選抜」をどの高校が導入するかが決定します。


 今回の発表を見ると「どうしても行きたい理由」のあることを示すことが条件のように見られます。

 つまり「専門学科」は積極的に取り入れてくるのではないか、と考えられます。ただし、普通科でも定員割れや、定員ギリギリの学校は、受験の門戸が開かれることで取り入れていくのではないか、と考えられます。

 ただし、普通科で「どうしてもこの高校に行きたい理由」を説明するのは難しく、今回の会議の内容でも「普通科ではスポーツや自然科学など特定の分野での顕著な実績を示すよう求める」とありました。 

 特定のスポーツや特色のある学習をしている普通科高校には、特色選抜が当てはまりますが、当てはまる高校が少ないようです。

 もちろん、それでも「特色選抜」を取り入れる高校が増え、その高校に志望する生徒がいれば「どうしても行きたい理由」を作り上げることになるでしょう。