昔の遊びの可能性

2021年04月13日

 今、校舎ではルービックキューブが少しだけ流行っています。

最近は3×3の立方体だけでなく、2×2や5×5、または三角錐や12面体、もはや回転する方向が斜めのものなど本当に多くの商品があります。


 最初はみんな珍しいので手に取って回しているだけですが、誰かがハマって揃えることが出来るようになりました。すると、他の子もいろいろと考えて揃えることが出来る子が増えてきました。ある程度揃えることが出来るようになると、普通のルービックキューブではない形のものにもチャレンジし、いろいろ考えて動かしています。

 以前いわゆる「15ゲーム」というものも子ども達は楽しんでやっていました。

 うちの塾には、パズル関係のゲームがたくさんあります。その昔私がディアゴスティーニのパズルを買いそろえていたためです。

 物珍しいパズルやゲームに子ども達はとても興味を示してくれます。

 昔ながらのゲームは本当に頭を使うものが多い気がします。大人でもちょっとやそっとじゃ出来ませんから。


 一人、小学生の女の子がルービックキューブにハマりました。その時5年生の半ばくらいだったと思います。それまでは計算がゆっくりだったり、なかなか集中力が続かなかった子でした。

 5年生の冬にルービックキューブにはまり、いつでも持ち歩くぐらい好きになりました。ハマってから半年くらい経ち、急激に学習の力が向上してきました。集中力や計算のスピードが本当に速くなったのです。

 私はその原因の一端はルービックキューブだったと思っています。

ルービックキューブだけが良い、と言うわけではないですが将棋・オセロ、パズルなどでもそうだと思いますが、昔ながらの頭を使うおもちゃはハマると「ものすごく考える」ようになります。

この「考える」ということが脳には唯一の「トレーニング」になります。勉強だけでなく、いろいろなところから「考える」ことは出来ます。その「考える」ことを何でやるか?

 それが楽しいことだったら何よりだと思います。