愛知県の公立高校入試が変わります

2021年11月18日

愛知県の高校入試が変わります!

先日2023年度(現在の中学2年生が受検)から、高校入試が大幅に変更されることになりました。

第3回にわたり、高校入試についての変更をお知らせします

【第1回 高校入試の変更点のまとめ】
【第2回 高校入試の変更によって考えられること】
【第3回 高校入試変更でやるべき勉強】


【第1回 高校入試変更点のまとめ】

 今回発表になりましたものと、これまでに発表されていたものも含めますと大きく4つの変更点があります。

① 入試の日程について

② 筆記試験の回数について

③ 筆記試験の方法について

④ 特色入試について

それでは一つずつ簡単に解説いたします。

① 入試日程につきまして

 現行の公立高校入試では、推薦試験と一般試験は同日に行われております。

 今年度の入試は3月7日~11日に行われることになります。その中で推薦受験者も一般受験者も同じように筆記試験を行い、次の日の面接試験に臨みます。面接試験は推薦試験と一般試験の生徒とは分けて受験が行われます。(推薦試験の面接の方が時間が長く、質問数も多くなります。また自己の特性についての一分間のスピーチがあります)

 2023年度からはこれが大幅に変わります。まず「推薦試験」と「一般試験」の日程が別の日になります。

 推薦試験「2月6日」(合格発表は8日)

 一般試験:筆記試験「2月22日」、面接試験「2月24日、27日」(合格発表は3月9日)

 3月は高校側も卒業と入学の準備があり、それに配慮する形でもあります。受験生にとっては卒業式の前に入試が終わるので、気持ち晴れやかに卒業式を迎えられるかもしれません。

② 筆記試験の回数について

 現行の入試では、Aグループ・Bグループの試験に分かれ、今年度では

3月7日:筆記試験・8日:面接試験、

3月10日:筆記試験・11日:面接試験

となっております。

 これが変更後には「筆記試験は1回で2校分の採点を行う」ということになります。

 よって筆記試験は2月22日に行われ、面接試験のみAグループ(2月24日)とBグループ(2月27日)の各受験校で行われます。なぜ面接試験が3日も開いているのかはわかりません。ちなにみに面接試験のない学校も出てくるようです。(まだ発表はありません)

 *これまでに「受験校が1校になる」という話しが良く出ていますが、それについては特に現状のまま2校受験できます。

③ 筆記試験の方法

 筆記試験がマークシートに変更されます。

 我々にとっては一番大きな変更点かもしれません。これについての学習や対策は第2回・3回をご覧ください。

④ 特色選抜について

  特色選抜につきましては、まだはっきりと決まっていないものが多いのが現状です。試験の日程は「推薦試験と同じ2月6日」に実施されます。

  各学校の任意で設定されますが「専門学科(農業・工業・商業・水産など)」では「明確な進路目標と強い学習意欲を有するもの」となっています。

  その他の「理数・体育・外国語・国際教養」や「普通科・総合学科」では「特定の分野で優れた能力と実績を有する者」となります。

  また特色選抜は募集人員の20%程度を上限にする、とのこととなっています。

【最後に】

 もちろん推薦試験で受験をし、もし不合格でも一般受験で同じ高校を受けなおすことが出来ます。また推薦入試で受けた高校とは別の高校を受験することもできます。

 それでは第2回では「変更によって考えられること」についてです。