夏休みの学習のお話し

2021年07月26日

「自由ほど怖いものはない」

もちろんここで言う「自由」とは人間に与えられた権利のことではありません。

「時間的余裕」のことです。「いつでもやれる」という状態になってしまうと、なかなか人は積極的に動けない、ということです。

 毎日忙しく働いてきて、たまの休み。その休みに「やった方がいいことを書き出してみる」

・運動

・明日以降の仕事の準備(やらなければならないことではない)

・読書

・友人と会う

・子どもの勉強を見る

などなど・・・

運動は好きだから、もちろんする。それ以外のことは実際にやっていないことの方が多い。読書は始めてしまうと終わらないから・・・、友人と会うのはこんな時期だから・・・、子どもの勉強を見るのは塾に来た時でいいか・・・、などと自分に言い訳してしまって一日が過ぎる。


大人でも「やったほうがいい」のはわかっていても、せっかくの自由時間を使おうとは思わない。


そんな中、より「自由時間」の多い小中学生は「勉強をしよう!」と思えるだろうか。


もちろん、その自由な時間を勉強に充てている勇者もたくさんいる。

「自習!勉強!」という私たちの大合唱に乗せられて、勉強に来ている生徒もたくさんいる。

家で頑張っている人もいるだろう。

ポイントになるのは「とにかくやること」と「約束すること」だと思う。

生徒たちに「スタートダッシュをかまさなければダラダラしちゃうよ!」と夏休みに入る前に「いつまでに宿題をやるのか」をくどいほど伝える。

「自習に来るのを友達と約束しよう!」と伝えることもある。

何が何でも自分律する必要があるのだ。家以外の場所を使おうが、人との力を使おうが、どんな方法でもいい。

塾でも自習大会をやったり、講師全員で声掛けをしたり、いろんな方法を使う。

夏休みに勉強しなかったことの代償の大きさを嫌と言うほど知っているからだ。

学校がない時間、頭を使う時間は圧倒的に減ってしまう。

学校のある時と同じくらいの時間机に向かうことは、難しいかもしれない。それでも2学期以降の自分の姿を思い描いて「何が何でも」頑張ってほしい。