受験生の学習から、小中学生の学習を考える
私立高校の受験が差し迫ってまいりました。
中学3年生の受験対策だ、漢字検定だ、中1,2年生のテスト対策講座だ、と朝から塾内はたいへんばたばたしております。
密にならないように、集合時間を細かく分けるなどしたことで、私たちは机と入り口を行ったり来たり。
さてそんな中学3年生ですが、いよいよ私立高校の受験間近です。
先週まで学年末テストをやっていた彼らは、実際のところ2週間くらいしか私立の対策に集中できないのは、なかなか大変ですね。
もちろんここからのお話しは、これまでの学習あっての話ですが、
中学3年生の直前の学習は「問題演習」が中心になります。
差がつくのは「問題演習」の後でしょう。
① 見直しとやり直し
答え合わせをするときに、間違えた問題を見直し、間違えた問題を解けるようにする。そこまでやらねばなりません。これを適当にすると、今一つ成績は上がっていきません。
② もう一度解く
①の見直しやり直し、が出来ているのであればもう一度解く、ということをやってもらいます。それで「出来て」初めて「出来た」と言えるのです。つまりレベルがアップした、ということですね。
中学3年生などの受験生になると、多くの生徒がそれを勉強の中心にします。
これは、受験生でなくてもテスト前の勉強としては「当たり前」の学習の仕方のなります。
何かのテストがあるのであれば、
① それに向けた基礎知識やイメージを作り
② 問題演習をし、見直しやり直しで知識を補充し
③ 再テストで「出来る」ようにしていく
これを繰り返すことで完ぺきに近づいていくことがわかります。
もちろん生徒が自身で行うのはなかなか難しいので、われわれ大人が最初は計画を作って実行させないといけないかもしれませんが、ルーティーンのようになってしまえば、どんどんと勉強していってくれることでしょう。